ぼんぼり祭りの賑わいをくぐって

花咲くいろはの舞台である石川県・湯涌温泉ぼんぼり祭りに参加してきました。

どこまでも澄み渡るような青空の下、第1回ぼんぼり祭りは開催されました。

バスは続々と到着し、小さい温泉街で懸念された交通もほぼ滞りなく快適でした。*1

私の乗ったバスは金沢大学・角間キャンパスから出発。一粒で二度美味しい、そんなルート。*2

宿帳はついに四冊目に、ちょうど新しいノートを置きに来た方と挨拶を交わしました。

秋、山の夜はあっという間にやってきて、ぼんぼりを灯します。

ライトアップされた夢二館。疲れて階段に座る来訪者をうっすらと照らしていました。

稲荷神社へのぼんぼり、お焚きあげの神事をひっそりと待ちます。

昼間あれほど暑かった空気も秋の山、どんどん冷え込み。ぼんぼりの明かりだけがそっとやわらかい。

今宵は月夜、ぼんぼりの灯りに加わるように月が祭りを照らします。

お焚きあげの火は、水面を照らし、力強く天へと昇りました。

あの喧噪にあふれた露天も一気に撤収が始まっていました。

市内各地から集められたバスが人々を送り届けます。

その頃、会場となった温泉街では今日を思い起こすように地元の方々が会話されているようでした。

静かになった神社の前では、寒空の下スタッフの方々が働いておられました。

総湯「白鷺の湯」、寒い夜でした、帰る前に体を暖めて。

*1:他のブログやニュースなどで報じられていますが、5000人という明らかに予想以上の人数が参加されたようです。

*2:国土交通省に申請しバス停まで作るという素晴らしい対応